ボイラーのメンテナンスについて

石油ボイラーの燃焼方法には大きく分けて、気化式と圧力噴霧式の2通りです。

気化式とは

灯油を気化(ガス化)させるもので、ボイラー内部に気化器という部品が内蔵されています。気化するということは、基本的にはススが出ないようにしています。

そのため、分解掃除の必要はないと判断していますが、定期的な点検は必要です。

正常な状態は、静音で青い炎で燃えます。

異常音や赤火で燃えているようであれば、部品交換が必要です。

圧力噴霧式とは

灯油を吹き出して燃やす、従来からある燃焼方式です。灯油を燃やすため、ススが出てしまいます。(各ボイラーメーカー毎に、ススがでにくい仕組みを次々に開発しているようです)

ボイラーの機能低下(燃焼効率低下)は、このススによるものが一番の原因と思われるため、定期的な分解掃除が必要になってきます。

また、定期的な点検・整備により消耗品の交換や異常部品の見分け方が比較的簡単にでき、トラブルを未然に防止することができます。

 

気化式と圧力噴霧式とではどちらがいいのか一概には言えませんが、気化式の場合は部品交換が主となり、気化器の交換となれば気化器と熱交換器を一対で取り替えるため、部品代が高くなります。

その反面、圧力噴霧式では当然気化器はありませんので、異常があれば各部品毎の交換で済みます。

・気化器
メリット・・・燃焼音が静かである。
デメリット・・気化器を予熱する必要がある。

・圧力噴霧
メリット・・・早くお湯を沸かせる。
デメリット・・燃焼音が少しする。

それぞれの特徴はありますが、あくまでも燃焼機器です。
重大な事故を未然に防止する意味でも、定期的にメンテナンスを行ってください。

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